写真:PICK UP 4 – HO邸

3LDK 144㎡(LDK 約56㎡)

設計変更+インテリアコーディネート

お客様からのご相談

新居のデザインについて、以下のような希望がありました。

モデルルームのカラーバリエーションには好みのものが無いため、設計変更で対応可能かを確認したいです。
特に、ホワイトとブラックを基調とした空間が好きで、名古屋モザイクで見た磁器質タイル(マルミマキシマム、サイズは3002×1500、角磨き・6mm厚)を採用したいと考えています。

全体的の床に床暖房を設置し、リビングのカーテンは電動仕様にすることも希望しています。

全体的に天井の高さを最大限高くし、隣接する部屋からの防音対策も施していただけると助かります。

さらに、居住空間の快適性を高めるため、リビングだけでなくすべての居室に天井埋込型エアコンを導入したいと考えています。

キッチンについては、水栓金具を水素水対応のものにしたいので、廊下にある給湯器近くから直接接続する方法が取れるか相談したいです。
また、ROOM(1)の床材には無垢材やノミ残し、なぐり仕上げといったデザイン性のある仕上げを希望しています。

玄関や廊下のデザインについてもこだわりがあり、玄関床と廊下床の高さの差は50mm以下に抑えてほしいです。
また、玄関、シューズクローゼット、廊下に使用するタイルは、目地が可能な限り目立たない仕上がりを希望しています。

洗濯機下の洗濯パンを無くせるかも確認したいです。

トイレには小便器を追加することを検討しており、浴室のサッシ枠とサッシについてはステンレス鏡面仕上げが可能かも知りたいです。

こうした細かい仕様がどれだけ実現可能か、ぜひご相談させていただければと思っています。

担当者が感じたこと

⾃分の好きなスタイルを理解しているご夫婦です。
ディテールの細かさが美しい仕上げに繋がる事を知っているため、細部まで丁寧に検証した上で、ご提案したいと考えました。

デザイナーがこだわった箇所

  • 全体

    ホワイトを基調とした空間でトイレのみ真逆のブラックでの演出。同じホワイトでも、暖⾊系、寒⾊系、グレー系等、多くのバリエーションがあり、各所に使⽤できる材料間での⾊の統⼀が⾮常に難しかった。
    タイルの床は何度も施⼯側にお願いし、許容された最⼤サイズの600⾓が可能になりました。
    壁⾯はセメント系⽯貼りや⼤理⽯貼りで⾼級感を演出しています。

  • LIVING ROOM

    ⽞関扉を開けて、ホールからリビング・廊下と扉を無くして、ホテルライクな空間を設えています。
    天井⼈感センサーを駆使して、動線のダウンライト照明計画を⾏いました。
    ペンダント照明をフォーカルポイントにし、煌びやかな空間を演出しています。

  • KITCHEN

    オープンキッチンを基本としつつ、⼿元を隠したいとのご意向を踏まえ、インテリア⼯事でカウンタートップを設置しました。
    ⾷器棚はフラップアップ扉で隠す収納を基本としつつ、⼀部にミラーを貼ることで、⾝だしなみ等をチェックできるようにしています。マグネットがつく扉やワインストックも⾒えない位置に設えています。

  • HOME OFFICE

    キッチンの隣に1.5畳の秘密基地を造作家具で製作しました。

  • TOILET

    天井まで全⾯ブラックの壁紙を使⽤し、最⼩限の照明計画にて空間の演出しています。
    収納キャビネットの台輪部分はステンレスを使⽤して浮遊感を演出しています。
    ご希望のあった⼩便器も空間に溶け込むように設えてます。
    取っ⼿には煌びやかなクリスタルを使⽤しています。