自然素材の美しさを引き立てる、サブエントランスのBESPOKE事例

物件概要

今回ご紹介するのは、自然素材をふんだんに使用したデザイン性の高い輸入戸建て住宅。
天然木の梁や真壁造り、石畳の床など、素材そのものの表情を大切にした、上質で温かみのある住まいです。

ご相談内容

お施主様より、空間の品格を損なうことなく機能性を高めたいというご要望をいただきました。

  • ・真壁造りの空間に合う収納を設けたい

“使いやすさ”だけでなく、“佇まいの美しさ”が強く求められるご相談でした。

ご提案内容

そこで私たちがご提案したのは、置き家具ではなく、空間に合わせて一から設計する造作家具(BESPOKE)でした。

・自然素材に馴染むデザイン

天然木の梁や真壁、石畳の風合いを損なわないよう、華美な装飾は控え、素材感を活かした落ち着きのあるデザインに。
空間に「置いた」ではなく、「もともとそこにあった」ような一体感を大切にしました。

・趣味を楽しむための収納計画

ゴルフクラブ、釣り道具など、サイズや形状が異なるアイテムを無理なく、そして美しく収納できるよう内部寸法を細かく設計。
出し入れのしやすさにも配慮し、日常使いのストレスを軽減しています。

・ゴルフの素振りにも対応

サブエントランスの限られた空間でも、ゴルフの素振りができる動線を確保。
「収納+趣味の時間」を両立できる、遊び心のある空間に仕上げました。

ご提案時に特に配慮した点

今回のリフォームでは、見えない部分も含め、細部にまで一貫した思想を貫いています。

  • ・既存住宅に使用されている木材の色味や木目を丁寧に読み取り、造作家具の素材・仕上げを選定。後付け感を排し、住まいの一部として成立させました。
  • ・造作家具には意図的に奥行きの差を持たせ、単調になりがちな面に陰影と立体感を与えることで、空間に深みを演出。
  • ・靴箱を兼ねた収納棚は可動式とし、革靴からブーツまで多様な靴に対応。将来的なライフスタイルの変化にも柔軟に対応します。

まとめ

自然素材の魅力を最大限に活かしながら、暮らしと趣味にしっかり寄り添ったサブエントランス収納。
造作家具だからこそ実現できた、デザイン・収納力・趣味性をすべて叶えるリフォーム事例となりました。

ご提案途中のデザイン・設計図

14.初回図